不動尊霊山一心寺は、安部一僧正が報恩感謝の一念から余生を人助けに捧げんとして、昭和三十八年四 月、この塚野の地を選んで 建立されました。
以来今日まで、安部僧正は、山を開き、道を造り、桜を植え、一つひとつ石を積み上げて、漸く不動尊を祀るにふさわしい聖域、一心寺を完成させました。
二万坪の聖域では、西日本髄一、大分県下では最大級の八重桜が季節の名所として、訪れる人々の心を和ませています。
また、湧水を引いて造られた一心寺の滝は荘厳で、清流のせせらぎが、桜、つつじ・山茶花・梅・赤紅葉、四季折々の花々とともに、境内には日本一の大きさを 誇る20メートルの不動明王や、17メートルの薬師観音が
参拝者を温かく迎えてくれます。


        

         


■ 本堂(金堂)

本堂外観
本堂内観
本堂大天井
           本堂には、1250年ほど前の作と言われる不動尊ほか2体の国宝級の仏像 が安置されています。
  また、大念佛鐘は、置鐘としては日本一の大きさを誇るもので、その音は、朝夕霊域にこだまして一層荘厳さを添えています。天井には光明真言、般若心経が敷 き詰められており訪れる人々にご利益を与えて下さります。


■ 十三佛殿

                                                     十三佛の不動明王、釈迦如来、文殊菩薩、普 賢菩薩、地蔵菩薩、弥勒菩薩、薬師如来、観音菩薩、勢至菩薩、阿弥陀如来、阿閦 如来、大日如来、虚空蔵菩薩がそれぞれ二、三階に安置されております。
  十三佛とは、初七日から三十三回忌までの法要をそれぞれ司る仏様方として知られています。
  また一階については桜祭り期間中のみ一心寺売店として営業しており ます。

■ 念仏堂(納骨堂)



■ 大不動明王像

   
身 の丈20メートル(台座含む)日本一大きな不動明王像です。当寺の御本尊で、お不動様とも呼ばれます。お不動様は老若男女、 宗派を問わず信ずる人の心の内に住み、その人を護り、ご利益を下さいます。
   姿は目を怒らせ、右手に宝剣を持ち左手に縄を持つ大変恐ろしい姿をしておられますがお心は人々を救済しようとする厳しくもやさしい慈悲に満ちております。 お不動様のご請願は広大無辺であり、念ずる人の願いによってどんなご利益でも全ての人に
わけ隔てなく利益を 与えてくださります。
  また初七日導師とも呼ばれ、死者は最初の7日間は光の射さない真っ暗闇の「くらやみ峠」を越えるとされており、その際に背後に燃えさかる炎で暗闇を打ち払 うことで彷徨う死者を導き、山越えを後押ししてくださり「
初七日まもるは不動尊」 と言われます。遺された家族が初七日までの間交替でろうそくの明かりを絶やさないようにするのはこの「くらやみ峠」を越えるためとされています。


■ 薬師観音像

全長17メートル(台座含む)の薬師観音像です。
別名お薬師様とも呼ばれ、様々な難病に悩む人々を救って下さり昔から多くの信仰を集めてきました。
薬師とは当時の医師のことを示し、手のひらに薬壺を持つお姿が一般的です。
十二の大願の中に「病のものも私の名前を聞けば患いが除かれる」とあり、衆生の病気を治し、安楽を与えて下さります。

■ 釈迦涅槃像

涅槃像は全長約6m程で、そのお姿はお釈迦様入滅の様子を示して おられます。その穏やかな顔は当時の弟子の方々がお釈迦様 の最期をいかに安らかなものとして受け止めていたかを伺い知ることができます。



■ 海山上人像(安部一僧正)

                                                一 心寺を建立された、海山上人(安部一僧正)先生の銅像です。海山上人は山を開きひとつひとつの石を積み上げ道を造り幾多 の障害や苦労にも絶えて三十有余年を経て漸く不動尊を祀るにふさわしい聖域がほぼ完成を見るに至りました。
人助けに専念せられ時を嫌わず尋ね来る人の病を治し又苦を抜き楽を与え禍を福に変えるその姿は不動尊そのものの如く救われた人の数は計り知れず本当に筆舌 に盡しがたいものがありました。
その間建立された本堂、十三佛殿、念仏堂の仏様を拝する時この世の阿弥陀洛浄土を感ぜずにはいられません。こうした大偉業を成し遂げられた先生の遺徳を偲 び後世に伝えたく信者一同より建立いたしました。



   

一心寺の境内には西日本随一とされる数の八重桜(ぼたん桜)が植樹されております。 植樹されて いる桜の種類は当寺で確認できているものだけで約8種類ほどあり、関山、普賢象、一葉、松月、大提灯、紅豊(赤)、鬱金(黄色)や
御衣黄(緑)がございます。
 一心寺の建立時にこの塚野の地にはソメイヨシノが多くありましたが八重桜(ぼたん桜)はありませんでしたが、初代安部一住職が病弱であった妻の快気を願 い妻の大好きな八重桜を植樹されま した。














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